イシス(フィラエ)神殿
 
イシス神殿はアスワンの南、アスワンダムとアスワンハイダムに挟まれたナイル川河川内にあるアギルキア島にあります。もとは隣のフィラエ島にあったのですが、アスワンハイダムの建設により水位が増し神殿が水没してしまったため、アギルキア島に移築されました。
 フィラエ島はかつて聖なる島とされ、末期王朝時代からプトレマイオス朝、ローマ時代までさまざまな建築が行われました。なかでもイシス神殿はフィラエ島の主となる建築で、ホルス神の母であり、オシリス神の妻であるイシス女神に捧げられた神殿です。
 フィラエ島にはイシス神殿のほかにも、ハトホル神殿跡、ネクタネボ1世のキオスク、トラヤヌス帝のキオスク、ハドリアヌス帝の門など、さまざまな時代のさまざまな建築物が残されています。
イシス神殿

イシス神殿

 日のあたる大きな塔門が第1塔門、その奥にあるのが第2塔門です。
 この神殿はかつてコプト教徒の教会としても使用されていたようで、入り口付近にコプト教の十字架が掘り込まれていたりします。

イシス神殿外庭

イシス神殿外庭

 第1塔門前の外庭です。正面の柱廊の向こう側はナイル川が流れています。この外庭の奥に第1塔門があります。

トラヤヌス帝のキオスク

トラヤヌス帝のキオスク

 ナイル川の眺望のよいところに建つトラヤヌス帝のキオスクです。フィラエ島からの移築時には、建築物を1つ1つの部品に分解して番号付けをし、再び同じように組み上げたそうで、よくみるとその番号が各部品ごとに残されています。

アウグストゥスの礼拝堂

アウグストゥスの礼拝堂

 イシス神殿の裏にあるアウグストゥスの礼拝堂(奥)です。手前は教会跡のようです。
 地面、建物の土色とナイル川の水色がよいコントラストです。

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