ここではリスボンの基本的な観光情報を、私の体験を交えてご案内します。なお、情報は1999年12月現在のものです。また私の体験を通しての情報については、必ずしも確定的でないものもあるかもしれませんので、実際にご旅行なさる場合には最新情報を確認されることをお勧めします。

 

リスボンへの行き方

 リスボンへは日本からの直行便がないので、空路で直接行く場合にはパリやフランクフルト、ロンドンなどのヨーロッパ主要都市で乗り継ぎとなります。飛行時間はトータルでおよそ14〜15時間です。経由地によってはそこで1泊しなければならなくなりますが、パリやフランクフルトなどを経由する場合は当日中に着くことができます。
 例えば私の当初の予定であったエールフランス航空では、
  成田発 12:35 AF275 パリ着 17:10
  パリ発 19:25 AF2124 リスボン着 20:55
 でした。実際は私はルフトハンザ航空で行きましたが、こちらも当日中に到着が可能です。

空港にて

 リスボン空港はポルトガルの玄関口となる空港ですが規模はそれほど大きくはないです。ですから空港内もわかりやすく迷うことはないと思います。
(入国時)
ポルトガル通貨 入国審査はありませんでした(EU加盟国のトランジット地にてパスポートコントロールを通過するため?)。税関も特に申告するものがなければ素通りです。
 空港へ着いたらまず両替をする必要がでてくるでしょう。ポルトガルの通貨「エスクード」は日本では両替することはできません。それにリスボンの場合、空港の両替所のほうが市内よりも手数料が安いようです。両替所は税関の手前のバゲージクレームや到着ロビーなどにあります。日本円から直接両替が可能です。私が行ったときは1エスクード=約0.6円でした。バゲージクレームにある両替所は到着時には混み合うので、ロビーの両替所を利用するのがいいかもしれません。
(注)2004年現在はポルトガルも通貨はユーロを使用しています。
 到着ロビーにはツーリストインフォメーションや旅行会社の窓口などがありますが、夜遅く到着した場合は閉まっています。(まあ当たり前ですが(^^;)
(出国時)
 出発ロビーにはギフトショップをはじめいろいろな店がありますが、それほど大きな規模のショッピングエリアではありません。また街中の店より幾分高めだったりします。
 出国審査はEU加盟国を経由して帰国する場合はありませんでした(ただしトランジット地でパスポートコントロールを通過する必要があります)。ただチェックインカウンターから搭乗ゲートへ向かうエスカレータを上ったところに搭乗券チェックがあります。これはただ搭乗券を持っているかどうかチェックするだけです。
 搭乗券チェックを通過したあとには免税店やコーヒーショップ、バーなどがあります。

空港から市内への交通

リスボンマップ バスかタクシーを利用することになります。夜遅く到着した場合などは、もっぱらタクシーを利用することになるかと思います。タクシーは到着ロビーを出たところに乗り場があって次々とやってくるので便利です。
 リスボンのタクシーはメーター料金制で、たいてい運転席の横にメーターが着いているので必ず乗車時に確認して乗ります。空港から市内中心部まではメーター料金でおよそ1000〜1500エスクードです。ただしスーツケースやザックなどの大きな荷物を持っている場合、ドライバーが親切にトランクの中に積み込んだりしてくれますが、実は荷物料金を取られます。この料金については後部座席横の窓ガラスに料金表が貼ってあったりして正規の料金です(確か300エスクードだった気が。。。)。また、加えて10%程度のチップの習慣もあるようです。
(注)2004年現在、空港からポンパル広場付近までタクシーを使いましたが、荷物料金込みで7.5ユーロほどでした。
 それからこれはどこの国でも同じですが、中にはたちの悪いドライバーもいます。運転席に座ったまま何もせず、客が苦労して後部座席に荷物を積み込んだ場合でも、荷物料金+チップを合わせて(しかも多めに)請求してくるドライバーなどもいます。特に空港でタクシーを拾う場合はご注意ください!

市内の交通

 リスボン市内はタクシーの他にも、地下鉄、市電、バス、ケーブルカー、エレベーターなどの交通機関があります。このうち一番利用頻度が高いのは、タクシーを除けば市電になるかと思います。市電は市街中心部のロッシオ広場からバイシャ地区、コメルシオ広場を通り、サン・ジョルジェ城やアルファマ地区さらにはジェロニモス修道院のあるベレン地区にも通じています。
 ケーブルカーは街中の比較的急な坂の部分に何本かありますが、記念に乗ってみるという程度で、観光しながら歩いて登っても私はさほど気にもなりませんでした。でもそれを言ったら市街中心部のみどころはすべて散策しながら歩いて回ることも可能です。歩くのが好きな人は市電にしろケーブルカーにしろ疲れたら乗るという程度でもいいかもしれません。観光として一度は乗ってみることをお勧めしますが(^^)。
 ちょっと郊外へ足を伸ばすなら国鉄を利用するのも便利です。 ただし行き先によって乗る駅がいろいろと分かれていますのでご注意ください。例えばロカ岬へ行くなら、ロッシオ駅からシントラ経由で行くか、カイス・ド・ソドレ駅からカスカイス経由で行くことができます。またエヴォラ方面へ行くには、テレイロ・ド・パソ駅からテージョ川対岸のバレイロ駅へ船で渡って行くことになります。

リスボンのチケット
左は国鉄シントラ行き乗車券
中央は市電、ケーブルカーなどの1日乗車券
右は地下鉄乗車券
リスボアカード
リスボアカード
市電、ケーブルカー、地下鉄などが乗り放題の上、
博物館、美術館などに無料で入れたりもする


観光について

以下私がリスボン滞在中に気づいたことを列挙します。

  1. バイシャ地区はよく区画整理され歩行者専用道路もあり、のんびり散策しながらショッピングなどするにはよいところです。東京でいえば銀座、ニューヨークで言えば5番街といったところかな(^^)。
  2. バイロ・アルト地区は狭い小路が縦横に通り、郷愁の漂う?町でなかなか味があります。このあたりはファードレストランなどのナイトライフを楽しむ店が多く集まっています。そのせいか昼間行くとけっこう閑散としていました。
  3. アルファマ地区は狭い路地が複雑に入り組んでいて階段も多く、地図を持っていないと現在位置を見失いそうでした。ただしそんなに広い地域でもなく、迷って出られないなんてことはないと思います。ここは非常に生活感が漂っていて、昔からの生活が現在も変わらず続いているといった感じです。路地に沿って露店が並び野菜などが売られている風景は味があっておすすめの散策場所です。
  4. サン・ジョルジェ城は城そのものは特筆すべきものではないですが、リスボンの街の展望スポットとしては最高です。特にカップルの方は夕暮れ時に訪れるとロマンティックな雰囲気になれるかも?ただし閉館時間にはご注意を!
    また行き方として市電で行った場合は、サンタ・ルジア展望台の前で降りますが少し歩きます。バスだと城の入口近くのお土産屋さんが並んでいるあたりまで行ってくれます。バイシャ地区から行くとずっと上り坂なので、歩くのが苦手な人は市電かバスの利用が便利です。城内にはレストランもあります。
  5. ジェロニモス修道院やベレンの塔などのあるベレン地区へは、バイシャ地区やコメルシオ広場の前から2両連結の新型車両の市電で行くのが便利です。ジェロニモス修道院の目の前で止まります。
  6. 夜ファードを聞きに行くには、ファードレストランがよくわからない場合、ホテルのフロントに聞いてみるのも1つの手です。もちろん予約もしてくれます。ファードレストランはたいていアルカンタラやバイロ・アルトなどの夜の街にあるので、ホテルからタクシーで行き、帰りも店の人にタクシーを呼んでもらって帰ってくるのが無難です。ちなみにファードレストランはたいてい夜8時頃から始まり、深夜までやってます。
  7. REバスターミナルは地下鉄サルダーニャ駅からすぐです。ここはモニターに表示されるスケジュールや構内の表示がすべてポルトガル語で、チケット売場の人もポルトガル語しか話せなかったので苦労しました(^^;。かろうじて案内所にいた人だけが英語が話せました。

ロカ岬観光について

 ロカ岬へはリスボンから日帰りで十分に行ってくることが可能です。空港のツーリストインフォメーションでもらったパンフレットを見るとバスツアーもたくさんあるようですが、公共交通機関を利用して行く場合、シントラかカスカイスまで電車で行ってそこからバスで行くことになると思います。私はシントラ経由で行きました。
 ロッシオ駅からシントラへ行く電車はたくさんあるので特に時間を調べる必要はありません。だいたい45分ほどでシントラ駅に着きます。シントラ駅を出て右へ行くと、道沿いにいくつものバス停が並んでいます。ロカ岬へ行くバス停はちょっと先の方にあります。403番のバスがロカ岬を経由してカスカイスまで行くバスですので、帰りはカスカイス経由というのもいいかもしれません。私は帰りにシントラの街を見たかったので戻ってきましたが。。。ロカ岬へ行くバスは本数が少ないので要チェックです。このバスはけっこう大型なのに狭い道をくねくねと走り、途中小さな村へも大回りして立ち寄っていきます。
 ロカ岬は突端に記念碑が一つ建っていて、土産物屋件カフェが一軒とツーリストインフォメーションがありましたが、ツーリストインフォメーションの方は冬場は休みなのか、それともクリスマス休みなのか閉まっていました。周囲にはちょっとした散歩道があり、また少し離れた丘の上には灯台もありましたが、岬を見るだけなら30分もあれば十分です。が、バスは1時間半から2時間に1本しかないので、土産物屋の中のカフェで一休みしながら時間をつぶすことになるかもしれません。まあ時間をもっと有効に使いたいならバスツアーに申し込んだ方がいいかもしれませんが、こういうのんびりした旅もまたいいものです。

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